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管理人CIPHERの日々をだらだらつづった日記です。上の似顔絵は、似顔絵イラストメーカーで作りました


by cipher0708

Aida!

今日のタイトルは、ボクの大好きな女優さんの名前じゃありませんよ。こんばんみ。
このタイトル、どんな風に読みますか?「アイダ」じゃありません。「愛ーだ」でもありません。



個人的には非常に欲しいけどな。愛。



クラシック音楽が好きな方は、「アイーダ」ですよね。そう、歌劇王ジュゼッペ・ヴェルディのオペラです。3連休の2日間、この大曲に挑戦する荒川区民交響楽団の公演のお手伝いに行ってきました。ランスルーするだけで3時間。しかも舞台形式の上演なので、受付のお手伝いです。2日間ともやる人はボクのほかにも複数いて、それぞれに役割が割り振られていた。

今回のボクのミッションは「預かりチケットの受付」。公演当日までにお客さんにチケットを渡せない人たちのために、出演者が受付にチケットを預けておくカウンターの担当。オケと合唱の人はただ封筒に名前を書いておいておくだけでいいの。だけど、オペラの場合、ソリストの方たちはチケットノルマがある関係上、カウンターで現金の受け渡しが発生する。

他団体で、現金を扱う。けっこう怖かったよ~。間違ってもミスをするわけにはいかないし、1枚のチケットもけっこう高め。おまけにアイーダはソリストも多いし、お客さんもたくさん呼んでいる。忙しい時間帯は、一切気が緩みませんでしただよ。でも、そのおかげでソリストの方々の現金には一切間違いがなかったみたい。ああ、よかった。それでもお金が若干多くあまるなんて事も起こしちまったがな。

その合間を縫って客席の隅のほうから鑑賞もしたりして。1日目は2幕後半、有名な凱旋行進曲の後くらいと2日目は4幕の最後を見させてもらった。
まず驚いたのが衣装の豪華さ。このオペラは古代エジプトが舞台なので、ソリストはもちろん、凱旋行進曲に登場する「アイーダトランペット」(普通のトランペットより胴体が長いラッパ)は古代エジプトの衣装と被り物を身につけて演奏してた。このラッパ隊にはカメオケのラッパ奏者が出ていて、彼女をその風貌から「ファラオ」と勝手に命名しました。
それから、舞台の歌とピットの演奏の一体感。うちもオペラをやったからわかるけど、どうしてもオケと歌い手の一体感というところで納得いかない部分がでてくる。それがしっかりとかみ合ってひとつの世界をきちんと作っているところに感動しっぱなし。

自分がオケ奏者なので、オケのほうに耳が行っちゃうんだけど、音変わったよ、このオケ。ボクはこのオケと7年近い付き合いがあるし、何度もエキストラとして演奏しているから、これはそんなにずれた感想じゃないはず。特にチェロバスの低弦セクションは今まで不安定な部分があったけど、セクション合計して10人で演奏しているとはとても思えないほどの重さの入った安定感があるし、相乗効果か音も非常にまろやか。ヴィオラも存在感のあるいい音が聞こえる。
お客さんの反応も上々。「すばらしかった」「本当によかった」という声がものすごく多く聞かれた。演奏に直接関係してなかった僕たちスタッフもちょっと鼻高々だったり。

なにはともあれ、大成功の演奏会、おめでとうございます!
by cipher0708 | 2007-09-24 23:19 | 音楽