管理人CIPHERの日々をだらだらつづった日記です。上の似顔絵は、似顔絵イラストメーカーで作りました


by cipher0708

オーケストラとミステリ

人並みに趣味は多い自分だが、その中でもオーケストラとミステリははずせない。
今回は、その二つを融合させた「オーケストラを舞台にしたミステリ」の紹介です。
「ミステリーなオーケストラ」のほうが面白いかもしれんが、幸か不幸かそのよーな団体を僕は知らない(笑)。

  アリサ・クレイグ著「ブラスでトラブル」 (東京創元社・創元推理文庫)

 主人公はカナダの騎馬警官隊の警部。父親は高名な指揮者で、兄弟みな音楽家という音楽一家だが、主人公のみ音楽の才能がまったくない。
 父親が指揮するコンサートで、ある奏者が毒殺死する。その後、別のコンサート会場に向かう飛行機が遭難し、主人公とその両親・各楽器の首席奏者・声楽のソリストが不時着したゴーストタウンに滞在するが、そこでまた殺人が。。。という話。

 各楽器・ソリストの性格がパートごとに書き分けられているが、これがなかなか真実をついているように思う。著者にこういった楽器別人間学(by○響オーボエ奏者)の知識があるのかはわからないが、周りの人間にあてはめてみて、「ああ、これはあのひとっぽいな」などと楽しんだ。
 ちなみに、ヴィオラ弾きは・・・。

 楽しんで読むことができたが、ミステリとしては残念ながらかなりお粗末。最終部分で、いきなり伏線もない話が登場したりするうえに、フーダニット(*)の解明筋道もありきたりのうえに強引なのが残念。ま、キャラクターのやり取りを楽しむ「ユーモア・ミステリ」の色合いが強いのかな。

とゆーことで、☆(星1つ)。

(*)フーダニット:”Who done it?” ミステリでは「だれが犯人か」ということ。
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by cipher0708 | 2005-07-01 21:52