管理人CIPHERの日々をだらだらつづった日記です。上の似顔絵は、似顔絵イラストメーカーで作りました


by cipher0708

大人の童話

最近の読了本のレビューを2冊ほど。

○貴志祐介著「硝子のハンマー」(角川文庫)

貴志祐介さんの本ってどちらかというと「ホラー」なイメージがあって、ちょっと敬遠してました。この人の作品は「青の炎」についで2作目。

ある介護会社の社長が密室で殺害される。無実の専務に容疑がかかり、その弁護士・純子は防犯コンサルタントと二人三脚で密室殺人の謎に挑む・・・・

密室トリックはけっこう驚くものがありましたな。科学的にありえるのかどうかは若干の疑問が残るのですが、なるほどと思わせる小道具を登場させているのはお見事という所ですね。ただ、殺害の動機と犯人の存在は、ちょっとどうなのかなと・・・・。なんか「事件」と「犯人」に必然性がないのが残念なところでした。

ということで、 ☆☆☆です。

○シドニィ・シェルダン著「億万ドルの舞台」(アカデミー出版)

 先日亡くなられたアメリカライトノベルの御大・シェルダン氏の本。「ゲームの達人」などに代表される長編サスペンスがありますが、これは中篇。売れない役者・エディがある南米の独裁政権国家での演劇に向かう。そこでは彼とそっくりの独裁政権者が急病で入院することに。エディはその独裁政権者の替え玉となるが、本物の独裁政権者に代わって世のため人のためとなる法律を次々と出してしまう・・・・というもの。

これでもかってくらいのご都合主義&勧善懲悪なストーリー。頭を空っぽにして読むことができます。笑いもあり、どきどきもあり、ほんのちょっと涙もありと、単純に楽しみたいときに読むのはおすすめです。

☆☆☆☆です。
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by cipher0708 | 2007-11-20 20:48 | 読書